ルスロ(Rousselot) はどのように世界一のコラーゲンメーカーになったのか

フランス・Angoulême(アングルーム)の工場を買収
ゼラチン工業の急成長の時期でした。ルスロはゼラチン・にかわ工場 SCF (société des colles de France) を買収しました。

フランスL’Isle-sur-la Sorgue（リル＝シュル＝ラ＝ソルギュ）工場の買収

その翌年、ル＝シュル＝ラ＝ソルギュ工場がルスログループに加わり、写真用ゼラチンに特化した製造拠点となりました。当時、ルスロは写真用ゼラチンの最初のメーカーでした。現在でもなお、アングレム工場及びリル＝シュル＝ラ＝ソルギュ工場は、共にルスロ社の重要な拠点となっています。

ベルギー、ヘントの工場が完成
にかわとゼラチン産業の成功を受けて、当社は1950年代より輸出を開始しました。1962年、ゼラチン工場をベルギー、ゲントに建設し、会社は拡大しました。

フランス化学工業界のリーダーとなる
当社はこの時点までに1000人を雇用し、フランス国内で第250位の規模の会社としてランクインしました

ルスロ社がATO Chimieグループとなる

 1068年から1976年にかけて、ルスロ社は3.15億フランから10.64億フランの企業へと急成長し、信頼できるパートナー、Elf-Aquitaine and Total社 (ATO Chimie)の支えを求めていました。ルスロの従業員は4,000名に達しました。

ルスロはSanofiの傘下となりました
Elf-Aquitaineの子会社であるSanofiがルスロを買収し、1991年までに、ルスロは米国DubuqueとスペインGironaの工場を買収しました。

ルスロは SKW の一員に
ドイツのVIAGの子会社であるSKWがSanofi Bio Industriesを買収しました。

アジアでの拡張

組織変革と並行して、ルスロ社はアジア地域での拡張を目指しました。開平（中国）工場が買収されました。2000年代初めに、営業拠点は、クアラルンプールおよび東京に、合弁企業が温州 （中国）および大安（同）に設立されました。

ルスロは Vion の一員に
VIONフードグループは、ルスロの発展に以前より注目しており、中国、ブラジルでの事業拡大計画を支援し、成長する加水分解コラーゲン市場で事業を拡大しました。

ルスロはゼラチン製造の世界ナンバー1に復帰しました
ブラジルゼラチン市場のリーダーで、世界トップ10の大規模メーカーブラジル企業Rebiereの買収により、ルスロはナンバー1の座を取り戻しました。

ルスロはPeptan(ペプタン)ブランドと企業を買収
ルスロは、ドイツ企業BHJ Products GmbHが供給していた広範囲のペプタンコラーゲンペプチドの買収により、健康・栄養セクターに関して専門性を持つ長い歴史に基づく製品供給を強化しました。

ルスロはDarling の一員に
Vionは、持続可能な食品、飼料、燃料の原料ソリューションの世界的リーダーであるDarling Ingredients 社に買収されました。今後もVionは、ルスロのゼラチンとペプタン(Peptan)コラーゲンペプチドの成長をサポートし続けます。

関節の健康に一歩近づくペプタンIIm
ペプタンの成功を受けて、加水分解Ⅱ型コラーゲンマトリックスとして関節の健康向けに特殊開発されたペプタンIImがペプタンのポートフォリオに加わりました。

ルスロ社の再ブランド化：

進化する市場と顧客ニーズにあわせ、ルスロ社は3つの主要セグメントに再構築され、お客様により専門的なサービスを供することとしました。即ち、Health & Nutrition（健康、栄養）、Biomedical（バイオメディカル）及びFunctional Ingredients（機能性成分）です。ペプタンはHealth & Nutrition事業に位置しています。

アングレム工場でのペプタンF専用ライン

世界的なコラーゲン市場の成長に伴い、ルスロ社は、歴史あるアングレム工場に投資を行いました。2,500㎡の、魚コラーゲンペプチド専用の最新鋭設備が完成しました。

Rousselot社、ヘント工場にPeptan Pの生産ラインを増設

プレミアムコラーゲン原料の需要の高まりに対応し、豚のコラーゲンの生産能力を増強。ベルギー・ゲントに新設した生産ラインは、「ペプタンP」の製造に特化する。

コラーティクス

Rousselot Health & Nutritionは、消費者科学に裏付けられた、関節ケアのための天然軟骨からの独自のコラーゲンマトリックスを発売します。
200人以上の消費者を対象とした調査に基づく科学的な結果です。