ルスロ社がゲント工場に豚のコラーゲン製造ラインを増設

ルスロ社は、卓越したオペレーションへの強いコミットメントに支えられた生産能力の新たな拡大により、世界の食品市場および急速に成長する栄養補助食品分野に最高品質の豚コラーゲン素材を提供するための理想的な体制を整えたといえます

2022年1月26日、テキサス州アーヴィング – Darling Ingredientsの傘下（健康ブランド）で、コラーゲンベースソリューションのグローバルリーダーであるルスロ社^［i]は、プレミアムコラーゲン原料への需要の高まりに対応し、豚のコラーゲンの生産能力の増強を発表しました。。ベルギー・ゲント工場内に新設した生産ラインは、コラーゲンペプチドのトップブランド、ペプタン® Pの製造に特化したものとなります。この新ラインは、ルスロ社既存の牛、魚由来コラーゲンの製造能力を補完するもので、メーカーによるプレミアムコラーゲン原料へのアクセスや市場投入までの時間を改善することができます。 

高品質な豚由来のコラーゲンで生産の多様化を図る 

コラーゲン含有サプリメントに対する消費者の関心は世界中で高まっており、このカテゴリーでは2017年から2021年にかけて製品の発売が3倍に増加しました。^ii] 栄養補助食品メーカーがこうした市場機会を捉えることができるよう、ルスロ社は2019年にコラーゲンペプチド生産施設を2カ所から、アングレーム（フランス）、アンパロ（ブラジル）、プレジデント エピタシオ（ブラジル）、さらに今回、ゲント（ベルギー）に専用のプレミアム豚由来コラーゲン（ペプタンP）生産施設を増設し、4拠点としました。IFS、FASFC、HACCPの認証を受けたこの工場は、1962年以来豚由来コラーゲン抽出に特化しており、この種の工場としては世界最大級で、現在は最高水準の品質と安全性を備えたプレミアム豚由来コラーゲンペプチドの生産を行っています。また、ゲント工場には、ルスロ社のグローバル・エキスパート・センターがあり、科学とイノベーションのチームが、研究開発やアプリケーションラボ、センサリープログラム、パイロットホールを活用して、組織のイノベーションパイプラインを推進するための施設も併設されています。 

アクセシブルなソリューションで世界の需要に応える 

近年、牛や魚由来のコラーゲンの市場供給は大成功を収めています。しかし、豚由来のコラーゲンが栄養補助食品市場においてより重要な役割を果たす機会があります。ルスロ社のプレミアム豚由来コラーゲンブランドである ペプタン P は、高品質なコラーゲンの代替供給源として、入手しやすく効果的で適応性のある原料を提供します。ペプタンPの製造に使用される原料は、ルスロ社が監査したヨーロッパの登録農場から調達された遺伝子組み換えのない豚肉のみで、供給元から4時間以内にトレーサビリティを確保することができます。この完全なトレーサビリティへの取り組みにより、栄養補助食品メーカーは、コラーゲン原料の原産種、品質、安全性についての貴重な情報を得ることができます。 

ペプタンP は、生産者に安心感を与えるだけでなく、様々な機能性表示食品を提供する、汎用性が高くコスト効率の良いコラーゲンペプチドです。栄養補助食品メーカーは、この成分を製品に組み込むことで、ペプタンブランドが提供する科学的裏付けのある様々なメリットを利用することができます。さらに、ペプタンP は食品利用性能が高く、冷水に溶け、完全にニュートラルな官能特性を持つため、食品、飲料、栄養補助食品用途での可能性にほぼ限界はないでしょう。 

コラーゲン溶液の新たな展望 

ルスロ社のヘルス＆ニュートリション部門グローバルディレクターであるGaetan Noiretは、「新しい製造ラインの追加により、お客様により深くアプローチし、今日の市場で成功するために必要な、安全でトレーサビリティと科学的裏付けのあるコラーゲンソリューションをお届けすることができます」とコメントしています。Noiretは、「私たちがゲントに施設したのは、豚由来のファーストクラスのコラーゲンペプチドを製造するのに最適な位置にあるからで、メーカーであるお客様は、信頼できる科学的研究に裏付けられた、入手しやすい世界有数の原料で製品を多様化する機会を与えられ、市場への迅速な移行を確保できます」と続けます。  

[i]  Global Gelatin Market Insights Forecast to 2026, Calibre Research, 2020

[ii] Source: Innova Market Insights